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社会企業ワーキンググループ(WG)が、酒仙橋地区で第三回会議を開催

10月19日、北京の社会企業WGが、朝陽区酒仙橋地区にある大山子コミュニティの「ボランティアの家」で、第三回会議を開催した。以前二回の参加者に加え、西城区民政局、中国社工協会、寧波海曙区代表、メディアの記者、コミュニティの住民など、計50数人が会議に参加した。

  会では、馬仲良研究員が司会を担当し、まずNPO「社会参与行動」の宋慶華事務局長がWGの概要を説明した。続いて、GLIの執行主任であるLibby Brayshaw 氏、ホワイトヘブンコミュニティトラストの創始者Jim Baker氏、 Track2000の執行理事 Tony Crocker氏が挨拶に立ち、それぞれのコミュニティビジネスがどのような発展をとげてきたかを紹介した。その後、中国と外国の参加者を組み合わせてグループに分け、より深い交流を行った。会の後、WGのメンバーは、大山子コミュニティ内の「焦おじいさんの切り紙屋」を訪れ、住民手作りの切り紙細工、小麦粉粘土細工、編み物、布張り画などの芸術作品チャリティバザー活動に参加した。

 社会企業WG第三回会議議事録 
(コミュニティアクションが今回の会議記録を提供してくださったことを感謝します)
    日時 : 2006年10月19日 午前9時
  場所 : 酒仙橋地区大山子コミュニティ ボランティアの家
  テーマ: 英国の社会起業家と北京の社会企業WGによる交流シンポジウム
   内容 :
1.今回の活動の背景 宋慶華
 3ヶ月前、北京社会科学院の馬仲良教授の呼びかけで、社会科学院、GLIとコミュニティアクションの三者が共同で「北京社会企業WG」が結成され、中国に「社会起業家」と「社会企業」という新しい概念が導入された。これまで開催された二回の会議で、WGは社会企業の中国におけるフィージビリティスタディを行い、発展の可能性を秘めた社会企業の雛形を見出すこともできた。今日は、三人の英国の社会起業家の経験から、参考になる目標を見出だせるよう期待している。

2.酒仙橋地区の紹介 劉保珍
 酒仙橋地区のボランティア事業は、比較的順調に発展しており、これは寧波市澄浪コミュニティの「赤ずきん」活動の経験を参考にしているためである。社会経済の雛形は、当地区にも存在しており、例えば退職した幹部たちが切り紙や刺繍の工芸技術をリストラされた労働者や障害者に教え、一部の就職問題を解決した。コミュニティは社会企業の基層実践者であり、中国の社会企業の発展のために、よい道筋を見つけたいと希望する。

3.英国社会起業家による事例報告
(1)Bromley-By-Bow(略称3B)コミュニティセンターの紹介 
                     Libby Brayshaw(GLI執行主任・ウェブマスター) 
ここ数年、私は社会起業家と共に仕事をしてきた。もともとは保険会社で働いていたが、会社がロンドン東部のあるコミュニティセンターとパートナーシップを結んだため、私は自発的に9ヶ月の有給ボランティア期間制度を利用してこのセンターで働くことを会社に申し入れた。この9ヶ月で、私は色々なことを学び、保険会社を辞めて「コミュニティアクションネットワーク」(CAN)の設立に協力した。その後、さらに多くの社会家と知り合い、その奮闘ぶりを知った。目下私はGLIでウェブサイトの責任者をしている。我々のサイトの中心的な内容は、優れた実践例を集め、広く知らせることである。ここで、みなさんの沢山の事例を聞けるものと期待している。
 3Bコミュニティセンターというプロジェクトは、資金援助なし、という状況下で模索しながら設立したものだ。3Bはロンドン東部に位置し、移民が集まり、失業率が高い。始めてはみたものの、創始者にもよいアイディアはなく、身の回りの小さなことから始めるしかなかった。このコミュニティには使われなくなった公共施設があり、我々はカヌーを製作する木工工房と、外売りを主とするコーヒー店を相次いで建設することで、多くの人をここにひきつけ、さらには託児所と芸術家のアトリエも作った。芸術家たちの作品は、この建物全体に芸術の息吹を吹き込み、ここは次第にコミュニティの住人が集まる場所になっていった。10年という時間が、このプロジェクトの成功を証明している。しかしながら、新しい課題もある。地元のある中年女性が、不幸にして病気で亡くなり、地元の医療資源の欠乏ぶりを明らかにしたのだ。住民は彼ら自身の医療センターを立てたいと考えたが、相応する法律の支援もなければ、成功例もない。しかしついに我々は資金援助のない状況で、ローンを組んで医療センターを建設した。ローン返済期間は20年、医療センターを医者に貸して開業してもらうと同時に、この空間を利用して、マッサージなどの保健プロジェクトを展開する。地元の芸術家たちの作品も、この医療センターに生気を与え、地元の子供達にとっての健康教育基地となっている。コミュニティ住民が医療サービスや健康教育を受けられ、みんながコミュニティで楽しく暮らせるように、考えている。順調に行けば、近い将来、医療センターは完全にコミュニティ住民のものとなる。 また、医療センターのとなりにコミュニティ大学を作り、コミュニティ住人に研修を行っている。すでにコミュニティにあるグループを利用し、コミュニティの障害者や若い母親に研修を行い、互いに助け合う雰囲気を作っている。若い母親達は、就職研修を通じ、老人介護の仕事を見つけ、彼らが社会でよりよく生活できるよう助けている。 3Bコミュニティセンターの成功は、住民を信頼したことにある。小さな資源をコミュニティ住民に提供し、彼ら自身がその資源を利用してコミュニティに有益なことをする。コミュニティ在住の芸術家の力を十分に借りて、コミュニティに活力と変化をもたらした。私自身もコミュニティセンターでの仕事を通じ、自分の生活を変えた。今ではこのコミュニティはすでに成熟した総合的コミュニティとなり、英国の著名なモデルコミュニティとして毎年多くの人が見学に訪れている。

 (2)Track2000の紹介 Tony Crocker (Track2000執行理事)
 私たちは1997年に設立されたTrack2000というグループで、最初は私ともう一人の失業者ではじめた。1997年という年は、まさに英国全土が不景気で、コミュニティにも失業問題が多発していた。私たちふたりは、物品を回収し、修理を経て、それを必要としている人に渡す、ということを始めた。プロジェクトのはじめの段階では、私たちはボランティアとして支え続けた。このプロジェクトは環境保護事業であると同時に、就業機会の提供にもなり、更には貧困の解決もできると考えたからだ。政府に援助を求めたこともあるが、救済資金は得られなかった。資金のない中で18ヶ月頑張ったのち、議員の協力で小さいながらも契約を取り付けることができた。その収入で、数名のアルバイトを雇うことができたばかりか、管理を担当する専従職員の雇用をも可能にした。私たちは前後して350名あまりの失業者を引き受けたが、政府およびその他の資源保有者との協議を行い、絶えず新たな契約を結ぶことで、さらに多くのスタッフを擁すると同時に、財政赤字の問題をも解決した。すべての作業過程で、当該のスタッフには、ある程度の技術と研修の機会を提供することが必要だ。しかる後に物品の再分配が可能になる。後に、私たちが直面した問題は、財源が不安定である、ということだ。私たちの生存と発展を維持するのに、寄付に頼るというのは持続可能ではない。その後、私たちはEUが環境保護の専門資金を持っていることを知り、幸運にも私たちの申請が一部認められた。この種の資金は、ひとつのプロジェクトだけを行うことを要求するし、必要とされる専門的なレベルも高い。しかし私たちが高度に専門化することは、私たちにより多くの資金援助をもたらすこととなった。 また、私たちが雇った一部のボランティアたちは、更にTrack2000のために技術的な仕事の研修業務を引き受けてくれた。目下私たちは、すでにカーディフ地区最大の職業研修組織となっているが、その門は永遠に大きく開かれているため、多くの人が研修を希望してやってくる。 私たちは企業とも協力し、研修が終わるとすぐに企業で働けるようにすることで、就職問題を解決している。このモデルを推し進めたことで、多くの企業が自発的に私たちと連絡を取り、就業機会を提供してくれるようになった。また、民族と文化の違う人たちをこの研修計画に受け入れようとしている。これには多くの障害はあるが、とても有意義で、就業問題を解決するばかりか、環境保護プロジェクトにも参与できる。今では、私たちはしょっちゅう大型トラックをコミュニティに乗り入れて物品を回収し、経験豊かなスタッフによって修理を施したのちに決まった場所に送る。Track2000のプロジェクトは、主にNPOおよび小企業向けの再生品の提供であり、これにより起業機会を提供するばかりか、貧困も解決する。さらに嬉しいことに、このプロジェクトの運営過程そのものが、浪費を減らすという環境保護教育となり、現場を健康な環境に創り変えていることだ。今までに、私たちはこのプロジェクトによって3万5千トンの廃棄物を回収し、1000万ポンドあまりの資金を蓄えた。これらはほとんど全部が再利用可能なもので、2000万件の新たに直した家電や家具を含む。 Track2000はすでに評価も定着したので、多くの私営企業とも契約を交わし、効果的な大型企業や政府部門との協力ネットワークも築いている。私たちの企業に対するサービスは市場経済の運用に照らした料金を取っているが、それがまた私たちのほかのボランティアプロジェクトへ資源を提供することに繋がっている。 今私たちは、新しい組織体を創設する必要に迫られている。その中には、21世紀の労働市場の需要に応じたオーダーメイドの研修機関や、すべてのコミュニティにリサイクルと再分配の拠点を作る「衛星都市」システムも含まれる。これらはセンター本部と多くの協力事業を行うための連絡・連携を行う。 Track2000は登録された慈善団体で、英国の関連する法律に準拠し、また合理的な利潤を得るため、あらたに貿易会社を設立した。この貿易会社に社員は居らず、すべての業務はTrack2000に委託し、会社の利益はすべてTrack2000に渡す。新しい会社ができ、私もその会社の主席執行官になったが、多くのことは以前どおり、自分達で行う。Track2000とこの貿易会社はともに営利目的ではないからだ。Track2000のあらゆる業務上の努力は社会的な認可と多くの励ましを得ている。 私たちのTrack2000はコミュニティに立脚して展開し、コミュニティの人を雇用し、自分達のプロジェクトを成立させている。内容は主にコミュニティ内のリサイクル事業だ。たとえば、コミュニティの音楽好きな若者がサイダーの瓶を集め、その所得で彼らが必要としている楽器を買ったり、母親たちで母子グループを作り、子供用品の交流を行ったり、老人たちで読書クラブを作ったりしたが、彼らはTrack2000の敷地を利用して活動している。Track2000の趣旨はこうだ。コミュニティ住人のため、コミュニティの発展のため、コミュニティのあらゆるニーズはTrack2000にご相談ください。 最後に言いたいのは、困難に直面したとき、問題に向き合うだけではだめで、あなたに何ができるのかー小さなことでも、全くしないよりずっとましーということを考えよう、ということだ。同時にどうにもならない窮地まで自分を追い詰めたりしないように。

 (3)ホワイトコミュニティ信託の紹介 Jim Baker氏 (GLI 理事) 
 1984年、牧師として、私と家内は英国の小さな村であるホワイトヘブンにやって来た。この村はもともと炭鉱を主産業とする村だったが、炭鉱事故が頻発するため、村中に悲しい雰囲気が漂っていた。村にはもともと教会堂があり、私は、コミュニティの力を結集してこの教会堂の空き空間をあらたに利用し、半分の面積を、コーヒーショップに改装した。 コーヒーショップには固定した職員はおらず、すべてボランティアである。ここに来る人々はたいてい60歳以上の老人だ。かれらが何かをするための場所を提供し、趣味を楽しむ機会を提供する。ほどなく、多くの若者もコーヒーショップの運営に参加を希望するようになったが、私はもっと彼らにふさわしい場所を提供するべきだと思った。そこで、政府から村センタービルの一階を借り受け、新しいコーヒーショップを開業し、これらの若者に教育訓練とコミュニティにサービスする機会を提供した。この土地の若者の失業率はとても高い上、住居など他の社会問題にも直面していたので、私たちはコミュニティ信託機構を設立するとともに、企業と行政の人にも理事会への参加を要請した。英国では、NPOは、宝くじ基金センターに資金援助の申請ができるため、私たちも一定量の宝くじ基金の援助を受け、村に一棟のアパートを買った。16-18歳の浮浪青年を居住させると同時に守るべき規定を発表し、このアパート内で、若者は麻薬を吸ってはならないということも特に指摘した。多年の努力の結果、ホワイトヘブン村にはすでに二番目の青年アパートが建ち、あわせてコミュニティ医療センターの「コミュニティアクションネットワーク」を設立した。 ホワイトヘブン村は、今、原子力発電所の建設を行っており、これにより多くの就職機会を提供できるばかりか、コミュニティ発展の機会ももたらすことができる。同時にEU原子力発展基金会は、25万ポンドを提供して、健康コミュニティセンターを建てた。センターの一部のプロジェクトは有料ではあるが、高額ではない。この医療センターもまた、起業センターとなっている。このセンターには一人のスタッフがいるのみで、その他はすべてこのセンターに間借りしている保健師やマッサージ師である。のちに私たちは再度宝くじ基金会から100万ポンドの資金援助を得て、村センタービルの3軒の店を陶芸教室とし、陶器も売っている。また、ここに来た新しい移民のために英語教室も始めた。私たちが手がける建築物は、必ず高品質のものでなくてはならない。少し前、私たちは「BNFL建築賞」を受賞し、ホワイトヘブン村政府も私たちのために色々な協力をし、新たな建設計画も進行中である。私たちと現地の人が共に10年をかけて建設し、ホワイトヘブン村の人々の生活満足度はアップした。BBCの報道により、ホワイトヘブン村の物語はさらに多くの人の知るところとなった。目下ホワイトヘブン村では、原子力発電所の誘致をめぐる討論が続いているが、もし発電所がホワイトヘブン村から出て行ってしまったら、50%の雇用機会を失うことになるだろう。村ではコミュニティの新たな環境問題も話し合われている。 ホワイトヘブン村の発展が示すのは、政府と非営利部門の協力は、よい結果をもたらすということだ。NPOは新しい仕事のチャンスを創出できるし、政府はさらなる期待と支持を寄せる。また、持続可能な発展の道をさぐることも新しい課題と言える。私たちは発展の過程で、独立し、外界に影響を受けない財源を作らなくてはならない。 「駐車場」の話をしよう。村には、かつてパーキングビルがあったが、治安が悪いので、ここに停めようという人はいなかった。私たちはニートの青年を集めて、このビルを整備・管理させた。10年の努力の結果、いまではとても成功し、すでにある会社に買い取られた。買取の条件は、この青年たちを引き続き雇用する、ということだった。 今、ホワイトヘブン村のコミュニティは持続可能は発展を遂げている。ずっと感じているのだが、希望を与えたのならば、成績は出さなくちゃいけない。もし失敗したら、なにもしなかったより深い失望を与えることになる。ホワイトヘブン村政府はコミュニティ信託の効果を見届け、一部投資もしている。ホワイトヘブン村の芸術祭は20万人の観光客を呼び、村は生き生きとして、微笑みと満足感に満ちている。

4.質疑応答

 Q: 社会企業の発展にとって、政府が果たす役割はなんですか?今日の紹介を聞いて、英国政府は社会企業に対し、成長できる空間を与えたと思いますが、中国のような強権国家において、どのように展開していけばいいのでしょうか。

 A: Libby:3Bセンターを例に取ると、コミュニティセンターの設立以前は、政府と交流することはとても困難でした。当時、社会起業家は、面倒を起こす人だと思われていたんです。政府はむしろ彼らを「脅威」とみなしていました。しかしここ数年、政府は彼らがコミュニティにもたらした変化を目の当たりにして、社会起業家たちを認めるようになっている。それは、コミュニティの需要に基ずく、低コストの活動であり、彼らの働きは政府が取って代わることのできないものであることを認めています。今、社会起業家たちは、政府ととてもよい関係を持ち、政府関連機構との協力も行っています。政府はいまでは「外注」の形で、これらの仕事を非営利機構やコミュニティ組織に与え、運営させています。これらのコミュニティ組織が直面しているのは、よりよく、さらに専門的に仕事をこなすにはどうしたらよいか、という問題で、彼らとしても商業的経営の能力を必要としています。

 Jim:第一に、21世紀の今日、人々の生活に対する要求や期待はより多くなっていて、政府はすでにこれらの多様な需要に答えるすべを失っている。政府は権力を下放して多くの人をひきつけ、自分で問題を解決させつつ、政府、コミュニティと人との調和のとれた発展を促さなくてはならない。第二に、コミュニティサービスが、肯定されなくてはならない。誰がこのサービスを提供するかは問題じゃない。政府は社会企業を肯定するとき、政府の仕事も肯定させなければならない。

 Tony:英国のウェールズではこんな調子です。英国の中央政府は、権力をウェールズ省に下放し、現地政府はコミュニティ発展戦略を打ち出し、このマクロ発展のプラットホームに社会企業は各種の専門グループを作った。例えば、家屋とか。コミュニティはこれらの戦略計画を政府に伝え、社会企業は政府とどのような仕事を展開するか、協議しなくてはならない。

Q:社会企業の登記は、なぜ慈善法人と貿易会社の二つの形式を採ったのか。新たに制定されたコミュニティ利益企業法案は、どう関連しますか?

A: 李凡:今、新たに出てきたコミュニティ利益企業とは、まさに慈善法人が限られた範囲内だけで商業活動をし、多重登録をせざるを得ないという状況を簡略化するためのものです。

 宋慶華:社会企業は「社会」ということを強調し、3つの特徴を持ちます。第一に、起業の目的は社会問題を解決するためで、営利を目的としないこと。第二に、新たなものを創造する精神があり、最大限に社会資源と整合性をとれること。第三に、人を育てる事業であり、人の能力と互助の精神を高めること。社会企業は、ひとつの企業が社会責任を体現するプラットホームであり、コミュニティは企業からの人材の提供を必要としている。Libbyを例にとれば、彼女は9ヶ月の有給ボランティア期間があって、コミュニティにかれらが必要としているマンパワーとと管理資源を提供できた。

 繆青:NGOは、営利を目的としないといっても、経営しなくてははいけないので、企業的な功能も必要としている。

Q: 社会起業家の生活レベルはどうですか?

A: Libby:3Bセンターの場合、スタッフのうち80%は、そのコミュニティの住人です。このコミュニティセンターはコミュニティの需要のためにできたものですから。また、社会起業家は企業家ではないけれど、あるNGOの創始者であり、社会企業の中核となる人です。かれらは、どのようにイノベーションを社会問題の解決に役立てるかを考えており、商業的な手段を利用して、社会問題を解決したいと考えています。成功する社会企業は、サービス対象と緊密に連絡をとろうとします。

 Tony: 社会企業もひとつの経営活動ですから、資金援助だけに頼るわけにはいきません。現地の人を雇用し、コミュニティに責任を負い、就業機会を保証しなくてはならない。社会企業は、自分の力で資源を開発し、コミュニティの需要に基づいてプロジェクトを展開します。 社会企業のあらゆる利益は、今後の発展のために使われ、個人はこの社会企業の一切を支配する権限はありません。例えば、もし私たちのところでトイレ掃除を担当する人が早退したいと言えば、もし私に時間があれば、進んでトイレ掃除に赴きます。

 Jim:慈善法人のすべての理事はボランティアですから。

Q: 朝陽区内刊記者:社会企業の慈善法人は、なぜさらに会社法人として登記しなくてはならないのですか?

A: Tony: 慈善法人規定を改正するには、慈善委員会の批准が必要になり、これには12ヶ月もの時間を必要とします。ですから、簡単な会社法人を登記し、この会社に慈善法人を超える部分の仕事を受け持たせます。

  馬仲良:社会起業家の特徴は、第一に、強い社会的責任感を持ち、困難な局面を打開することを追求してやまないこと。第二に、社会経済は、施しではなく、研修を通じて、人々に技能を身につけさせ、成長と自立の目的を達成する。第三に、社会起業家にはボランタリズムが必要で、社会企業の利益は事業の発展に使わなくてはならない。中国は、経験を吸収しなければならない。貧困に直面する人々に対し、何も言わず何も聞かない方針でいくのか、それとも金だけを与えるのか、それとも社会企業の研修を通じて彼らを自立させ、消極的な気持ちを解消するのか。中国は、社会起業家が、社会的責任感を胸に創業することを必要としている。企業の手法で運用するが、目的は、困難な局面にある人々を救済し、社会の調和を促進することである。社会企業は、行政部門でも企業でもなく、第三勢力の一部門である。社会企業WGは、社会企業というコンセプトを理性的に認識し、社会企業のコンセプトを導入することに、政府の支持を得なければならない。社会企業のWGの目的は先進的な理念を導入し、社会企業の発展を促進すると同時に、資料集めをすることである。また、私たちも英国の社会企業を考察しに行かねばならない。今日の会議は、このWGの拡大版ともいえよう。

 宋慶華:今後、WGのメンバーは社会企業の雛形を考えるというプロジェクトについて、記入済みのプロジェクト報告書を持ち寄って、目的を持って交流できる。社会企業の仕事の重点は行動にある。

 Q: 社会企業の就職研修プロジェクトと政府のものとはどのような違いがあるのか。どういう点が優れているのか?

A:Tony :Track2000の場合、政府は往々にして、研修する人数ばかり追求しがちだけど、社会企業は、個人が提出する発展目標にもとづいて、スタッフが研修計画を設計し、政府の「単一応対」的な局面を避けている。
 Libby :3Bセンターでは、多くの人が研修の前からのケアを必要としている。例えば、言葉の問題があるグループに対して、まずはコミュニティのボランティアからはじめようという気持ちにさせることは可能だ。その後だんだんと他の仕事もできると話していき、仕事を見つけるためにも、研修を受けさせる。
 J im:政府にはいつも予算の圧力がかかっている。研修は一定の時間内に完成しなくてはならないし、政府としても一定の成績が必要だ。社会企業は、もっと深い研修を提供でき、小さな投資で大きな効果が期待できる。

5.酒仙橋 劉保珍書記が今後の予定を説明: 会の後、大山子コミュニティを参観、内容は「焦おじいさんの切り紙屋」、大山子住民と高家園コミュニティ住人お手製の手工芸品のチャリティバザー。参観後に昼食をとり、午後は高家園コミュニティに行き、書道教室や文化体育活動を見学する。

(翻訳者:松江直子)

作者:  松江更新 |  GLI関連ニュース |  14 December 2006 |  00:00